六連星のぶらり旅~うどん・そば編~ 東筑軒 折尾本社うどん店(福岡県北九州市八幡西区)
さて、皆様が思い浮かべる北九州のうどん店と言えばなんであろうか。
こういった質問の場合、専ら資さんが定番ではあるが、元々資さんは戸畑近辺をルーツとしており、それぞれの地域でソウルフードたるうどん店はまた別にあるのである。
今回はその内の八幡西区、特に折尾地域で根付いているお店を取り上げてみようと思う。
その店とは東筑軒である。
いやいや東筑軒はかしわめしの駅弁だろ?と思われる方も居るかもしれない。(実際小倉駅では人気の駅弁である)
ところがどっこい、このかしわめしのかしわ肉やスープを使ったかしわうどんが絶品なのである。個人的にはかしわめし弁当より好物と言っても過言ではない。
かしわうどん自体は北九州を中心に福岡県全域で見られるが、東筑軒特有のちょっと硬めの肉質と秘伝の調味料から生み出されるうどんはここでしか味わえない。
さて、そんな東筑軒であるが、今回お邪魔したのは本店横に併設される折尾本社うどん店である。
ここは東筑軒の本社に併設される形で営業をしており、かしわうどんを食べるならまずはここに行くべきだろう。
1つ目の理由としては、本社横だけのことはあり、他店舗よりメニューが豊富であるからだ。
一般的な店舗ではかしわうどん(+トッピング)、かしわおにぎり、いなりが基本スタイルだが、こちらではミニかしわめし、カレーうどん、カレーライス(ミニカレーセット有)が追加されており、選択肢が豊富であるという点。
※すぐ近くの折尾駅店でも同様のメニューは提供されている。
2つ目は天かすを提供している点。
たかだか天かすと侮るなかれ。これを入れることでまた違った風味を楽しむことができるのだ。(以前は黒崎店などでも提供があったのだが、最近は本社店のみ)
そして3つ目は、店の雰囲気である。
何というか、立ち食いうどん店とはかくあるべしといった活気があるのだ。
私は東筑軒のうどん店のほとんどに行ったことがあるが、この店の雰囲気が一番好きである。
貴方が東筑軒に行ったことが一度もないのであればぜひ本社店に足を運んでほしい。
さて、話は戻って早速うどんを注文しよう。
入口右手にある食券機から好みの商品を選ぶ。ごぼ天トッピング+W麺(大盛)にかしわおにぎりが私の基本スタイルなのであるが、この日はなんとなくミニかしわめしをセットで注文。
天かすの追加をお願いしつつ、食券を店員に渡すと僅か10数秒でかしわめしが提供され、紅生姜を取っている間にうどんも目の前に現れた。
この提供スピードの速さは立ち食いうどんの魅力でもある。
早速うどんを一口。
うーん、やはりこの味である。
かしわの旨味や甘味が良く出ていて、何度来ても飽きない中毒性のある味である。
そして二口目、うどんを食べつつ、かしわめしを口に運ぶ。
うどんの汁とかしわめしが混ざり合って絶妙なハーモニーを生み出している。
やはり旨い。毎週通っても全く飽きが来ない。
そこそこボリュームがあったが、あっという間に平らげてしまい、満足げに店を後にした。来週もまた食べに来よう。
因みに、最近東筑軒は冷凍自販機を設置したので、自宅で食べたいという方はこちらを利用して見るのもオススメである。(しかし、やはり最初は店舗提供のうどんを食べることを推奨するが)
☆今回お邪魔したお店