歴史を訪ねて
さて、今回は地元福岡から新幹線で東に460kmにある城下町姫路、更にそこから在来線で40km行った所にあります明石市へとやってまいりました。
何のためにはるばるこんなところまでやってきたのかというと、それはここを訪れるため。
さらにもっといえば、とある機械に会うため。
天文を齧っている方ならもうお気づきでしょう。
そう「イエナ」です。
正確には「カールツァイス・イエナ社製Universal23/3」。
時は日本が戦争の傷跡から大きく復興を遂げていた1960年。
まだ東西に二分されていたドイツからやってきたこの投影機は、老朽化と阪神淡路大震災を乗り越え、今や稼働するものとしては日本で最古、世界でも5番目に古いという非常に歴史的価値を持つようになりました。
とある星の人達がいる某界隈では「イエナさん」として親しまれるこの投影機を、そして映し出される星空をこの目で見たいとずっと思っていました。
これからもその歴史と共に、美しい星空を映してくれることを願います。
次の日はせっかく姫路に来たのだからと国宝姫路城を訪れました。
☆今回お邪魔したスポット
明石市立天文科学館
姫路城