歴史を訪ねて

 

さて、今回は地元福岡から新幹線で東に460kmにある城下町姫路、更にそこから在来線で40km行った所にあります明石市へとやってまいりました。

改札画像.net様より

何のためにはるばるこんなところまでやってきたのかというと、それはここを訪れるため。

明石市天文科学館


さらにもっといえば、とある機械に会うため。

 

天文を齧っている方ならもうお気づきでしょう。

そう「イエナ」です。

正確には「カールツァイス・イエナ社製Universal23/3」。

 

 

時は日本が戦争の傷跡から大きく復興を遂げていた1960年。

まだ東西に二分されていたドイツからやってきたこの投影機は、老朽化と阪神淡路大震災を乗り越え、今や稼働するものとしては日本で最古、世界でも5番目に古いという非常に歴史的価値を持つようになりました。

 

代理店は日綿実業株式会社(現 双日株式会社)

稼働日数は驚異の23038日(2023年7月7日時点)

 

とある星の人達がいる某界隈では「イエナさん」として親しまれるこの投影機を、そして映し出される星空をこの目で見たいとずっと思っていました。

 

 

これからもその歴史と共に、美しい星空を映してくれることを願います。

 

いつかまた

科学館展望台から望む明石海峡

最寄りの人丸前駅

 

 

次の日はせっかく姫路に来たのだからと国宝姫路城を訪れました。

うーむ、立派だ......

 

 

 

☆今回お邪魔したスポット

明石市立天文科学館

www.am12.jp

姫路城