六連星のぶらり旅~うどん・そば編~ 東筑軒 黒崎店(福岡県北九州市八幡西区)

さて、11/11は何かと語呂合わせが良いため、様々な記念日が存在するという。

そんな11/11にも、私が愛してやまない東筑軒の記念日がめでたく制定された。

その名も「立ち食いうどん・そばの日」である。

客が立っている足の様子が1111と見えることが由来らしい。なんとも安直であるw

日本記念日協会によると、登録された記念日は59件で、1年で最も記念日が多い日です。

◆記者リポート
「1という数字が並ぶきょう、こちらのうどん店も記念日を迎えたということですが、店内、1らしきものは見当たりませんね」
北九州市折尾駅のそばにある老舗「東筑軒」。
自慢の立ち食いうどんを求める客で、昼前からほぼ満員でした。
ですが、一体どこに数字の「1」があるのでしょうか。
Q.11日はなんの日ですか?
◆「東筑軒」本店 宮崎伊都子 店長
「立ち食いうどんの日です。11月11日で、「1」・「1」・「1」・「1」、足が4本、立って食べるというイメージ」
東筑軒が申請して今年登録された新たな記念日、「立ち食いうどん・そばの日」です。
立って食事をする客の足元が、数字の1が並んだように見えることが、記念日に定めた理由です。
11日に店を訪れた客には、数量限定で東筑軒オリジナルの箸がプレゼントされました。
◆「東筑軒」本店 宮崎伊都子 店長
「もう半分近く(なくなった)。朝ご飯に来られる方も、昨日来られた常連さんに『明日だったらお箸あげられたのに』と話したら、さっき来られました」
東筑軒は「記念日をきっかけに立ち食いうどん・そばの文化を後世に伝えていきたい」と話していました。

yotemira.tnc.co.jp

www.youtube.com

 

という訳でやってきました東筑軒。

2019年の黒崎駅のリニューアルに伴い構内から移転してきたため、
外観や内装にはまだ新しさを感じる。

さて、今回は黒崎店を訪問した。

このお店には割りかしお世話になっていることもあり、店員さんの何人かは顔も覚えてしまった程だ。

お昼時ではあったが丁度客が入れ替わるタイミングだったため特に待つこともなく入店。

注文するのは勿論かしわごぼ天うどんとかしわおにぎり。


待つ暇もなくおにぎりとうどんが提供さて、早速いただくことにする。

うーん、旨い。相変わらずの味を堪能していたところ、店員さんから声をかけられた。

差し出されたのはなんと「箸」。

写真では分かりにくいが、右端に”東筑軒”の刻印がある。

まさか東筑軒で割り箸以外の箸を目にするとは驚きだが、話を聞くと、前述の記念日に合わせて記念の箸と配っているんだそう。

この事を全く知らなかった私は思わぬサプライズについつい破顔してしまう。

と、ぼーっとしていたら外に客が並んでいるではないか。

これはイカンと残ったうどんを完食し、足早に店を去ったのであった。

記念日ポスター

 

☆今回お邪魔したお店

 

 

はじめてから

本日でこのブログを始めてから丁度1ヶ月が経つ。

グーグルローカルガイドからはてなブログに乗り換えた訳だが、備忘録として使うにはこちらの方が使い勝手が良い感じかもしれない。

何かと亀更新ではあるが、これからも少しずつ筆を進めて行こうと思う。

 

442年ぶりの天体ショー

さて、11月8日の夜はこのニュースで持ちきりであった。

www3.nhk.or.jp

442年ぶりに皆既月食中に惑星食が見られるというものだ。

といっても世間で、あれが天王星だ、惑星食だ、と盛り上がっていたのは一部の天文マニアくらいで、大半は皆既月食がメインであろう。

ぶっちゃけ都市部では、月食中であっても天王星をはっきり確認するのは難しい。

比較的光害を受けにくい高層階に住んでいる人や視力が良い人でないと肉眼では確認出来なかったのではないだろうか。

かくいう私も双眼鏡を使わないと見つけることが出来なかった。

まあ次回の機会は322年後らしいので、その瞬間に立ち会えただけでもかなり貴重ではあるのだが。

ただ、暗いニュースが続く中で、こうして皆で空を見上げて話題を共有するというのはちょっぴり心が軽くなるような感覚を覚えてしまう。

 

閑話休題

 

さて、皆さん皆既月食を見て、こう思ったことは無いだろうか。

月食なのに完全に暗くならないじゃないか、しかもなんか赤くなっている、と。

2022.11.8 19:20撮影                       
 ※α6400 ISO2000,f/5.6,SS 0.6秒,181mm(35mm換算271mm) リサイズ済み

実はこれ、日食とは大きな違いがあるために起こっているのだ。

それは、太陽の光を遮るものが”地球”か”月”かということ。

もっと細かく言うと、”大気”があるかの違いだ。

まず完全に暗くならないのは、光の屈折が関係している。

日食の場合は大気を持たない月が太陽を遮るため、直進する光は完全に遮られて地上は殆ど真っ暗になるが、月食の場合は光が大気中を屈折し、それが地球の裏に回り込むため、月に多少の光が届いてしまうのである。

 

また、赤くなる理由については、上記の屈折時に光が散乱していくのだが、この際に色(波長)によって散乱しやすさが違うことで、最終的に残る割合が変化するためである。

青い波長は散乱しやすく、赤色はしにくい。そのため、大気中を通過して地球の裏に回り込む光には赤い波長の方が多く残り、それに照らされる月も赤っぽく見えるのである。(朝焼けや夕焼けが赤いのも同様の理由。日中より光が差し込む角度が浅くなり、大気を通過する距離が長くなるため。)

いずれにせよ、天体達のスケール感の大きさを感じてしまう出来事である。

 

次に日本全国で皆既月食が観測できるのは3年後の2025年9月8日である。

その際には一夜限りの天体ショーに思いを馳せてみてはいかがだろうか。

六連星のぶらり旅~特別編~ 東筑軒  冷凍かしわめし

さて、皆さんは東筑軒が冷凍食品を販売していることをご存知であろうか。

実は、かしわうどんやかしわめしなどを通販や店頭販売で手に入れることができるのだ。

以前の記事で紹介したこの自販機もその一つ。

最近東筑軒は冷凍自販機を設置したので、自宅で食べたいという方はこちらを利用して見るのもオススメである。

mutsuraboshi-a.hatenablog.jp

 

 

さて、今回は昼食用にかしわめし(670円)を購入。

冷凍だけあって半年程度持つようだ

作り方

えーと、なになに......自然解凍でもOKなのは出先に持って行くのに便利で良いかもしれないが、今回は自宅なので文明の利器に頼るとしよう。

 

中にはご飯と具材がパック分けされている

チン♪

ご飯を冷ますついでに具材を解凍

じゃじゃーん!

具材をのせて完成!

さてさて、早速パクりといきたいところではあるが......

 

こいつを

こうして

こうじゃ!

もうぐちゃぐちゃで見た目はよろしく無いが、これで改めて完成である。

いやいや、何してくれんねん!と言いたい読者諸君の気持ちもわかるが、実はこれ、社長直々のオススメの食べ方なのだ。

※2022年8月21日放送 地元検証バラエティ 福岡くん。にて言及

 

お待ちかねのかしわめし

では改めて頂くとしよう。

うん、相変わらず旨い。若干粗熱が残ってはいるものの、冷凍とは思えないクオリティだ。

ただ、これはかなり漬物が欲しくなる......

あっという間に完食

ごちそうさまでした。

 

☆今回食べたかしわめしの通販ページ

tochikuken.shop

金沢でちょっと贅沢なひととき その③

金沢観光を楽しんだ我々は、いよいよ目的地である「湯涌温泉へと出発。
金沢市街から車で30分程の場所にあるこの温泉街は、開湯から1300年以上の歴史を持ち、別名「金沢の奥座敷と呼ばれ、金沢を代表する温泉となっている。
 

湯涌温泉街 総湯側 (出典:Wikipedia
 
さて、何故我々が遠路はるばる金沢の山間まで来たのかという話だが、それはこの街で行われている祭り「湯涌ぼんぼり祭りに参加するためなのだ。
こちらの温泉街は2011年に放送された「花咲くいろはというアニメ作品の舞台となっており、ぼんぼり祭りは劇中に出てくる架空の神事である。
この神事を地域のイベントとして本当に開催してしまったものがこのお祭りになる。
 
ぼんぼり祭りの由来(公式HPより抜粋)
2011年にOAされたアニメーション作品「花咲くいろはに登場する「ぼんぼり祭り」を、「浅野川水害」からの復興3周年を記念して、湯涌の地に根付いたお祭りとして、製作委員会や行政、地域の皆様のご協力を得ながら開催。
毎年10月(神無月)に湯涌稲荷神社の「小さな神様」が出雲まで迷わず帰ることができるよう、人々が「ぼんぼり」で行く道を照らし、そのお礼に「ぼんぼり」に下げられた「のぞみ札」に書かれている、人々の「のぞみ」を出雲の八百万の神々の元に届ける様を表しております。
 
いわゆる聖地巡礼というやつである。
遡ること数ヶ月前、この作品については全く知らなかったのだが、友人から旅行に誘われ、せっかく行くのだからと慌ててアニメと映画、小説を履修したのは良い思い出である。
 
 
さて、田舎道を走ること30分。いよいよ温泉街が見えてきた。
アニメで見た風景が現実に現れ、「来たーーーーー!」と野郎2人で謎のハイテンションになってしまったりしたが、昂ぶる気持ちを落ち着かせ、本日お世話になる旅館へと向かうのであった。
 
さて、ここからいよいよ湯涌温泉編である。
 
今回宿泊するのは湯涌温泉街でも一番奥側にある老舗旅館「やました」である。

雰囲気はバッチリである

テンションも高めに受付に向かおうとすると、なんと入口で出迎えが。
今まではこういった旅館には止まったことがないので益々テンションアップである。
チェックインを済ませ、早速部屋へと向かう。

2人で泊まるには十分な和室

さて、旅館と来れば温泉だが、その前に温泉街をサクッと散策してみようと思う。

どうせ明日の祭りは人がごった返してゆっくり出来ないのは明白である。

 

受付で鍵を預け、外に出る。
一応雪国ということで暖かい上着も持ってきたが、幸い今週末は全国的に温かいようで、これなら薄手の上着一枚でなんとかなりそうだ。
 
さて、この湯涌温泉街だが、規模としてはそこまで大きい訳では無い。
(といっても旅館は9軒あるし、十分ではあるのだが。)
旅館から歩いて数分。商店が見えてきた。
ここはかなり聖地感がある。
客や店員の顔が写るため撮影はしなかったが、店内にはコラボグッズやポスターなどが所狭しと置かれており、巡礼客向けのスタイルらしい。(もう一つの商店は至って普通だったので、住み分けが出来ているのは好印象だ)
外には祭りのポスターなどが貼ってあった

 

店内を物色していると、劇中で見たのぞみ札が。

これは、ここに”のぞみ”を書いて神社に奉納しておくと、本祭でお焚き上げされ、稲荷の神様が天にのぞみを届けてくれるという、言ってしまえばある種の絵馬のようなものである。

のぞみ札(出典:北陸放送

newsdig.tbs.co.jp

1枚700円と明日焚き上げられるには勿体ないお値段ではあるが、せっかくなので人数分を購入。

 そうこうしている内に夕食の時間も近くなってきたので旅館に戻ろうとしたとき、我々の目にあるものが飛び込んできた!!

 

 

 

金沢でちょっと贅沢なひととき その④に続く

 

☆今回お邪魔したスポット

湯涌温泉

yuwaku.gr.jp

 

旅館やました

 

貴船商店

金沢でちょっと贅沢なひととき その②

さて、時刻は丁度12時を回ったところ。

先に金沢入りしていた友人と合流し、コンビニ弁当しか入っていない胃に旨い飯を入れることにします。

 
今回は金沢駅に程近く、地元食材を使った和風料理を楽しめるお店「梅みづき」にお邪魔しました。
注文したのは地元食材の鴨と加賀生麩、百万石椎茸の照り焼き。
 

鴨と加賀生麩と百万石椎茸の炙り照り焼きランチ
どの食材も肉厚なのに柔らかくて、くどくない味付けがこれまた旨い!
朝食の件もあり箸が止まりません。あっという間に平らげてしまいました。
スタートの躓きを補って余る満足感、ごちそうさまでした。
 
 
さて、腹を満たした次は観光に向かうことにしましょう。
まず最初の目的地は金沢城跡です。
ここは、旧軍の司令部や大学のキャンパスが設置されるなど数奇な人生(城生?)を送ってきた後に、20年余りの歳月をかけ復元工事が行われた城跡で、兼六園と共に、金沢観光の定番スポットとなっています。
残念ながら、天守閣等は残っている資料の関係上復元は難しいとのことですが、それでも立派な城壁や門などから当時の姿を窺い知ることができます。
 
立派な石垣や櫓が復元されていました
続きましてやって来たのは金沢城のお隣、兼六園です。
先程と同じく定番の観光スポットですね。
こちらは金沢城の為に造られた大名庭園を起源とする、日本有数の回遊式庭園です。
幸いこの日は見事な日本晴れで、青空と庭園の美しいコントラストを楽しむ事が出来ました。
水面に映る庭園と青空がイイ感じ
予定ではこの後旅館に行く予定だったのですが、まだ多少余裕があったので近くにある21世紀美術館にも立ち寄ってみることにしました。
ここには様々な現代アートが展示されており、この期間は写真をテーマにした展示や各分野の著名な学術書籍を纏めた解説等がありましたが、個人的に面白いと思ったのが、「lab.5 ROUTINE RECORDS」という企画。
この企画は”金沢市内の特別支援学校や福祉施設他県の福祉施設に通う知的障害のある人が習慣的に繰り返す、日常の行動(ルーティン)から生まれる音を丁寧に紡ぎ、音楽として届ける試みです。”(公式HPより抜粋)
この視点は無かったといいますか、捉え方次第で、思いがけないものを使って音楽を作り出せるのだと妙に関心してしまいました。
現代アートは中々難しい......
 
 
 
 
☆今回お邪魔したスポット
・梅みづき

 

 

金沢でちょっと贅沢なひととき その①

10月某日早朝

まだ頭上のオリオン座がはっきり見える寒空の下で旅の始まりである。

スマホで撮ったのでボヤケてしまったが、夜空に浮かぶ月
 
さて、まだ寝静まった街の中を走る電車にしばらく揺られ、到着したのは小倉駅

空も明るくなってきた頃の小倉駅
ここから新幹線に乗り換えて、一路金沢へ向かうことになる。
その前に旅のお供である東筑軒のかしわめし弁当を調達せねばと、駅弁売り場に向かったのだが……
 

な、なんと、シャッターが閉まっている!
嘘だろ、と思いつつ手元のスマホで調べてみると、6時45分開店とのこと。
現在時刻は6時半。スタートからいきなり躓くところであった。
 
しばらく待合室で時間を潰し、いよいよ待ちに待った開店時間。再度店に行くと店員から絶望的な一言。
「駅弁は7時過ぎの仕入れになります」
私の乗る新幹線は6時56分発。結局スタートから躓いたのであった……
 

泣く泣く隣のコンビニで買ったかしわ飯
始まりからテンションだだ下がりである
とはいえ落ち込んでいても仕方がないので、コンビニ弁当をさっさと食べてしまい、金沢の観光地を調べようと思っていたのだが、平日に5時起きなんて普段しないことをしたのが祟ってしまったのか、気がついたら新大阪であった。車窓を大して楽しむ間もなく次の京都で乗り換えである。
 

1年ぶりの京都駅
さて、ここから先は新幹線が無いため在来線にバトンタッチである。
本日お世話になる車両は「特急サンダーバード」。大阪ー金沢間を最短約2時間半で結ぶ観光客向け特急である。
 
これから金沢までお世話になる特急サンダーバード11号 JR西日本683系電車
若干の古さは感じるものの、実際に乗ってみると高速域の伸びが中々良い感じである。ただ、乗り心地は我らが885系の方に軍配が上がるかな。
 

道中で見つけた雪上車。雪国が近づいてきたことを感じる
そんなこんなで、道中トラブルがあったりなかったりしたものの、無事に金沢に到着したのであった。

はじめまして、金沢

 

金沢でちょっと贅沢なひととき その②へ続く

 

☆今回のルート

小倉→京都 のぞみ4号

京都→金沢 サンダーバード11号

新疋田駅敦賀駅間のループ線は最大25‰の勾配を避けるためのもの