金沢でちょっと贅沢なひととき その③

金沢観光を楽しんだ我々は、いよいよ目的地である「湯涌温泉へと出発。
金沢市街から車で30分程の場所にあるこの温泉街は、開湯から1300年以上の歴史を持ち、別名「金沢の奥座敷と呼ばれ、金沢を代表する温泉となっている。
 

湯涌温泉街 総湯側 (出典:Wikipedia
 
さて、何故我々が遠路はるばる金沢の山間まで来たのかという話だが、それはこの街で行われている祭り「湯涌ぼんぼり祭りに参加するためなのだ。
こちらの温泉街は2011年に放送された「花咲くいろはというアニメ作品の舞台となっており、ぼんぼり祭りは劇中に出てくる架空の神事である。
この神事を地域のイベントとして本当に開催してしまったものがこのお祭りになる。
 
ぼんぼり祭りの由来(公式HPより抜粋)
2011年にOAされたアニメーション作品「花咲くいろはに登場する「ぼんぼり祭り」を、「浅野川水害」からの復興3周年を記念して、湯涌の地に根付いたお祭りとして、製作委員会や行政、地域の皆様のご協力を得ながら開催。
毎年10月(神無月)に湯涌稲荷神社の「小さな神様」が出雲まで迷わず帰ることができるよう、人々が「ぼんぼり」で行く道を照らし、そのお礼に「ぼんぼり」に下げられた「のぞみ札」に書かれている、人々の「のぞみ」を出雲の八百万の神々の元に届ける様を表しております。
 
いわゆる聖地巡礼というやつである。
遡ること数ヶ月前、この作品については全く知らなかったのだが、友人から旅行に誘われ、せっかく行くのだからと慌ててアニメと映画、小説を履修したのは良い思い出である。
 
 
さて、田舎道を走ること30分。いよいよ温泉街が見えてきた。
アニメで見た風景が現実に現れ、「来たーーーーー!」と野郎2人で謎のハイテンションになってしまったりしたが、昂ぶる気持ちを落ち着かせ、本日お世話になる旅館へと向かうのであった。
 
さて、ここからいよいよ湯涌温泉編である。
 
今回宿泊するのは湯涌温泉街でも一番奥側にある老舗旅館「やました」である。

雰囲気はバッチリである

テンションも高めに受付に向かおうとすると、なんと入口で出迎えが。
今まではこういった旅館には止まったことがないので益々テンションアップである。
チェックインを済ませ、早速部屋へと向かう。

2人で泊まるには十分な和室

さて、旅館と来れば温泉だが、その前に温泉街をサクッと散策してみようと思う。

どうせ明日の祭りは人がごった返してゆっくり出来ないのは明白である。

 

受付で鍵を預け、外に出る。
一応雪国ということで暖かい上着も持ってきたが、幸い今週末は全国的に温かいようで、これなら薄手の上着一枚でなんとかなりそうだ。
 
さて、この湯涌温泉街だが、規模としてはそこまで大きい訳では無い。
(といっても旅館は9軒あるし、十分ではあるのだが。)
旅館から歩いて数分。商店が見えてきた。
ここはかなり聖地感がある。
客や店員の顔が写るため撮影はしなかったが、店内にはコラボグッズやポスターなどが所狭しと置かれており、巡礼客向けのスタイルらしい。(もう一つの商店は至って普通だったので、住み分けが出来ているのは好印象だ)
外には祭りのポスターなどが貼ってあった

 

店内を物色していると、劇中で見たのぞみ札が。

これは、ここに”のぞみ”を書いて神社に奉納しておくと、本祭でお焚き上げされ、稲荷の神様が天にのぞみを届けてくれるという、言ってしまえばある種の絵馬のようなものである。

のぞみ札(出典:北陸放送

newsdig.tbs.co.jp

1枚700円と明日焚き上げられるには勿体ないお値段ではあるが、せっかくなので人数分を購入。

 そうこうしている内に夕食の時間も近くなってきたので旅館に戻ろうとしたとき、我々の目にあるものが飛び込んできた!!

 

 

 

金沢でちょっと贅沢なひととき その④に続く

 

☆今回お邪魔したスポット

湯涌温泉

yuwaku.gr.jp

 

旅館やました

 

貴船商店