通りから裏路地に入ると、住宅達が軒を連ねる街かどに豚骨特有の匂いが漂ってくるのと同時に、年季の入った赤い暖簾が見えてきました。
如何にもラーメン店らしい店構えをしているのは「ラーメン龍王」。地域では名の知れた老舗店です。
知人曰く、北九州ラーメンでもトップクラスのラーメン店とのことで、私も3回目のリピートです。


ランチタイムなので案の定満席でしたが、回転率は高いので大した待ち時間もなく着席。
このお店にはラーメンor大盛りラーメンしかありませんので、特に悩むまでもなく大盛りを注文。ついでにおにぎりも食べることにします。
早速目の前におにぎりが到着。豚骨の香りに刺激される胃を、辛子肉味噌を付けたおにぎりで宥めます。
そうして半分ほど食べたところでラーメンが着丼。
まずはスープを一口。うーん、旨い。ちょっと焦がし風味の一口目が堪りません。
そして麺とチャーシューを一緒に頂きます。この一口大の大きさの柔らかいチャーシューが中々に良い。やたらと大きいものを出してくる最近の店にも見習ってほしいものです。
そうして箸を進めると今度は支那竹がちょこんと出てきます。この支那竹が中々の曲者で、なんと甘い味付けなのである。最初は驚くのだが、一度食べると癖になる味で、豚骨の中でもしっかりとしたアクセントになっており、大盛りでも飽きさせません。
しかし、久々の龍王を楽しんでいる私の耳に信じられない言葉が飛び込んで来たのです。
「ラーメン一つ 硬麺で」
私は耳を疑わずにはいられません。龍王に来て、硬麺!?!?
まあ、食べ方は自由なのでどうこう言う権利はありませんが、大将が一番旨いと思って作っているので、それを食べてほしいなぁと思います。
話が逸れましたが、大盛りをペロリと平らげ、店を後にしました。
ごちそうさまでした。
☆今回お邪魔したお店