六連星のぶらり旅 阿蘇扇温泉おおぎ荘(熊本県南小国町)

私事ではありますが、先日に誕生日を迎えまして遂にアラサーに片足を突っ込んでしまいました。
今回はそんな私の一人旅を綴って行こうと思います。

 

田川と東峰村を抜け、まずは腹ごしらえとやってきたのは日田やきそばで有名らしいお店。

ナビにやたら細い路地を通らされました


大分県日田市でB級グルメとして親しまれているこの焼きそばですが、ちょっと脂っこい感じなので人によっては好みが分かれるかも。

 

私は結構好き

 

さて、腹も満たしところで、今回の目的地、「おおぎ荘」へと向かいましょう。
日田市街から山道を一時間ほど走ると黒川温泉街が見えてきますが、今回はそのちょっと手前で地元住民しか使わない様な側道に入り、更に進むと目的の宿の看板を発見。

 


早速チェックインを済ませますが、今回の宿は敷地の一部は携帯の電波が入らないという立地にも関わらずグーグルレビューが星4.5とかなり評判は良いらしく、期待が高まります。

部屋はかなり年季が入っています

 

さて、部屋に案内されて一休みしていると、外から何やら騒がしい。
何事かと外を見てみると、なんと山が燃えているじゃないですか。

 

まじでめっちゃ燃えています。

 

とまあ冗談めかして書いてみましたが、私と同郷の方はお気づきかもしれません。これはいわゆる「野焼き」ですね。

地方民には比較的見慣れた光景です。

とはいえ屋内からこんな間近で見られることは早々ないので中々貴重ではありますが。
いやあ良いものを見せてもらいました。

 

さて、温泉宿に来たからには温泉に入らねばなりません。

ここには家族湯が2つに内湯と露天が男女それぞれ1つ、そして展望露天(混浴)が1つと、宿の規模の割には結構充実しています。

せっかくなので全部入りますが、とりあえずは他の客が居ない間に展望露天に行きましょう。混浴で女性と鉢合わせすると気まずいらしいですからね……(知人談)。

 

やたら段数のある階段をひーこら言いながら登ると、おお、これは中々いい感じじゃないですか、これだけ上方の視界が開けていると日が落ちてからも入れるらしいので星空を見ながらなんて乙な事もできそうです。(この辺りは大気の条件が良ければ天の川すら観察できます)

温泉自体は程よい温度に調節されていて結構大きさもあるのでゆったり入れます。

ただ、シャワーと足ふきマットが無いのはマイナスポイントかも。

 

楽天トラベルHPより

 

あと2つは別の時間に入ったんですが、流れ的にここでご紹介。

・家族湯は小さめの内湯が備え付けられており、大人2人くらいが限度かな。

(後から知ったのですが、もう一つの方はもう少し大きいみたいです)
予約や追加料金は特に必要なく、入り口の立て札が使用中で無ければいつでもOKというありがたいシステム。
私は基本一人旅ですので余り必要とはしませんが、子連れやカップルなんかには良いかもですね。

 

公式HPより
大きめの方の家族湯

 

・男女それぞれの内湯と露天は展望露天よりは小さめ。
内湯は檜風呂なので柔らかい質感でゆったり入れます。露天はよくある岩風呂のやつ。

泉質的には黒川と似た感じ。

 

公式HPより

 

さて、温泉で少しのぼせた身体を休ませているとそろそろ夕食の時間。

おおぎ荘では宿泊とは別棟に食事処があり、各自指定の個室に案内されます。

因みにこの食事処の辺りが携帯の電波が入りにくい場所になっているので注意(私は一瞬LINEが出来る程度に入ったのを除けば、基本的に全く繋がりませんでした)。

提供される食事はヤマメや馬刺しなど地元の食材を使った様々な料理で、これらも中々美味しかったのですが、特筆したいのはお米。

「秋げしき」というこの辺りが産地の品種を自分達で育てて収穫しているらしいのですが、これがびっくりするほど旨い。風味が良く、食感もしっかりとしていて食べごたえがあります。正直これがレビューが高評価の理由なんじゃなかろうかと思ってしまう程美味しかったです。

因みに、どこかで購入出来るかと聞いてみるも残念ながら非売品とのこと。代わりに違う農家さんが作っている秋げしきを購入出来るお店を教えてもらって2kg分を家族へのお土産にしたのはまた別のお話。

 

肝心の米を撮っていないという......

 

閑話休題

 

お腹も膨れたところで、後やることといえば部屋に戻ってつまみ片手にお酒をちびちびやって、眠くなったら布団にダイブ。

自分の好きなようにやれるのは一人旅の醍醐味ですね。

 

普段は飲まない銘柄を買ってみるのも楽しみ

 

さて、夜も明け、太陽が稜線から昇ってくるころに起床し、今回は珍しく付近をお散歩してみることに。

鳥のさえずりとまだ冬の寒さが残る朝の空気……いやーたまにはこういうのも良いですね。

 

昨日の野焼きの痕がはっきりと確認できます

 

小腹も空いてきたところで、ちょうど朝ご飯の時間。

 

朝食は旅館によくある感じのメニュー

 

昨日の秋げしきを再び堪能し、満足気に部屋に戻って小休憩していると、気づけばもうチェックアウトしなければなりません。

一泊お世話になりました。

 

この後はこの辺りの地名になっている満願寺をお参りし、すぐ近くにあるお蕎麦屋さんでぶっかけ蕎麦と天ぷらを頂きました。

 

食べ過ぎたかも......

 

20代もやっと折り返し地点。

これからも仕事にプライベートに色々と頑張っていこうと思います。

 

 

☆今回お邪魔したスポット

ラーメン・やきそば三久

おおぎ荘

立護山満願寺

草太郎