2022年

早いもので今年も残すところ数時間となりました。

 

私事ではありますが、今年は、部署に配属されたばかりの後輩の指導役になるという大役を任され、果たして新社会人の彼を上手く導けているのだろうかと、度々心配になる日々でした。

上司や同僚、更に言えばその後輩本人にも助けられて、なんとか年末を迎えることが出来たのは僥倖と言ったところでしょうか。

社会人としてはまだまだひよっ子な私ですが、こうして得た経験は今後の糧になると思っています。

 

さて、今年は世間では何かと良くないニュースが続き、著名人の訃報も数多くありました。

つい今朝方も北朝鮮のミサイル発射の報道があり、今年を表すような落ち着かない年末となってしまいました。

来年は良いニュースが少しでも数多くありますことを願って、今年最後の更新とさせて頂きます。

皆様、良いお年を。また来年お会いしましょう。

 

2022年1月1日撮影 北九州市若松区 高塔山から望む若戸大橋
α6400 f/3.2,SS 1/600,ISO 100,105mm(35mm換算)

 

六連星のぶらり旅~温泉編~ 武雄温泉 大正浪漫の宿 京都屋(佐賀県武雄市)

普段は車でウロウロしている私ですが、今日は趣向を変えて電車の旅と洒落込んでみました。

☆今回のルート

直方駅

福北ゆたか線

桂川駅

筑豊本線原田線

原田駅

鹿児島本線

鳥栖駅

長崎本線佐世保線

武雄温泉駅

原田線国鉄キハ40系(8063)
古い車体ですが、冷泉峠をエンジンを唸らせて走る姿は電動車には無い魅力があります

原田線からの車窓
生憎の空模様でした
鳥栖駅で遭遇したSL人吉
退役前に見られたのは幸運でした
武雄温泉駅にて新旧かもめ
全線開通はいつになるのやら......
武雄温泉駅外観
新幹線口は今風ですが、在来線口は結構味が有って良い

さて、やって来たのは創業112年の老舗旅館「武雄温泉 大正浪漫の宿 京都屋」。

大正浪漫の宿と名乗るだけ有って館内は明治時代末期から大正時代の和洋折衷な雰囲気を意識したような内装になっています。

入浴料は大人一人で1000円。立ち寄り湯としては少々お高めですが、フェイスタオルとバスタオル付なので妥当なところでしょう。

脱衣所に向かうと浴場へ繋がる階下への階段を発見。

どうやら浴場の真上に脱衣所がある結構珍しい構造となっているみたいです。

大浴場は広めの内湯と露天風呂が一つずつ(公式HPより画像転載)

温度は適温、ちょっとヌルっとした泉質が良さげ。

街中なので景色は楽しめませんが、壁の向こうから僅かに感じる温泉街の雰囲気を楽しむのもそれはそれで乙でしょうか。

時間帯的に宿泊客もおらず、実質貸し切り状態で小一時間程ゆっくり温泉を楽しみました。

 

旅館を出るといつの間にか青空が

☆今回お邪魔したスポット

www.saga-kyotoya.jp

六連星のぶらり旅~温泉編~ 山荘天水(大分県日田市)

さて、今回やってきましたのは大分県は日田市天ヶ瀬にある「山荘天水」です。

良い趣のある入口

天ヶ瀬温泉街から少し離れた山間にあるこの旅館には、静かでゆったりした時間が流れています。

料金は大人一人800円。若干高いですが、温泉街であることを考えれば妥当なところでしょうか。

さて、料金を支払い、ながーい外廊下を歩いて脱衣室に到着。

更に脱衣室から10数m先に露天風呂が見えてきました。

ここにも脱衣スペースがあるので、寒い冬はこちらで着替えることをオススメします。

眼下には雄大な滝が轟々と音を立てながら流れています
(公式HPより画像転載)

湯船に浸かってみると、なんだか熱い。

8月に来た時は丁度良かったのですが......(因みに帰る際に確認してみたところ、若干高めの温度設定にしていたとのこと......)

とはいえ、寒い冬にはこれくらいでも良いのかも?

1時間ほどゆったりと過ごして温泉を後にしました。

 

良い湯でした♨

 

道中で撮った耶馬渓

 

☆今回お邪魔したスポット

www.tensui.net

六連星のぶらり旅~温泉編~ ホテルソラージュ 大分・日出(大分県速見郡日出町)

時刻は丁度12時を過ぎた頃、今日は知人の車に乗せてもらい、大分県は日出町にある「ホテルソラージュ 大分・日出」にやって来ました。

 

若干の古さは感じますが、中々オススメです

料金は大人1名で650円(子供は450円)。

何かと高いこのご時世にありがたい価格設定です。

 

さて、料金を支払い早速入浴。

ここのオススメポイントは何と言っても別府湾を一望する露天風呂です。

天気が良ければ対岸の佐賀関半島もはっきりと見ることが出来ます
(公式HPより画像転載)

内湯もそこそこ広めで、全面展望
(公式HPより画像転載)

お湯は中々丁度良い塩梅で、熱すぎず、温すぎず。
この時間は基本日帰り客しかおらず、そこまで混んでいないのも尚良い。

幸いにもこの日は12月にしては少し暖かい日で、海風を感じながら露天風呂を堪能しました。

ここに来るのは二度目ですが、次はまた泊まりに来ても良いかな。

よい湯でした♨

 

 

帰路で撮った愛宕山香春町
DSC-RX100M2 f/1.8,SS1/1250,ISO160,28mm(35mm換算) リサイズ済(35%)

 

☆本日お邪魔したスポット

www.solage.jp

金沢でちょっと贅沢なひととき その④

我々の目の前に現れたその正体とは、「ぼんぼり」である。

タイミング的にはホントに偶然だったのだろうが、ちょうど我々が祭りのステージを横切った、まさにその瞬間。辺り一面がパッと明るく照らされたのだ。
祭りの名前にも入ってるぼんぼり達が一斉に点灯したのだ。

これは後に聞いた話だが、祭り当日以外も7時頃からぼんぼりを点灯するようにしており我々はちょうどそのタイミングで外を出歩いていたということらしい。
これまたテンションが上がる野郎2人であった。

 



なんやかんやとしていたらいよいよ夕食の時間が迫ってきた。
旅館に迷惑をかけるわけにも行かないのでさっさと戻ることにしよう。


部屋に戻るとちょうど準備を始める直前だったようで、なんとか間に合った。

さて、今回の夕食であるが、なんと部屋食である。
昨今の宿泊業界では高級志向の宿でも食事処での提供が増えつつある中で、こういうおもてなしは中々嬉しいものである。
献立は地元食材を中心に、お造りや天ぷら、煮物、茶碗蒸しetc……質、量共に非常に満足いくものだった。
特に能登牛のすき焼きは絶品で、とても柔らかいお肉が口の中でとろけて一瞬で食べてしまった。
そして一緒に頼んだ地酒の日本酒がこれまた料理に合う。
流石、酒蔵で有名な金沢と感じた一時であった。

地元食材が使われた料理達


食欲を満たし、しばし寛いでいる我々であったが、仲居さんが部屋にやってきた。
どうやら布団の準備をするらしい。
満腹故に暫く動けそうにない我々は、部屋の端でぼーっと見ていたのだが、慣れた手つきで押入れから布団達を取り出し、目にも止まらぬ速さでシーツ敷く様子は流石の職人芸で、"おぉ……"とつい感嘆の声が漏れてしまう。
というのも、同様の様子が劇中でも描かれているのだ。
思わぬ体験にこれまたテンションが上がる2人であった。

 

お布団の写真(手前は私が既に横になったので乱れている)

さて、布団の準備も出来たところでようやく温泉に入ることにしよう。
ここの温泉は硫酸塩・塩化物泉で、九州の硫黄泉のような温泉らしい匂いはあまり感じなかった。

また、温度は丁度よい塩梅でそこまで熱い訳では無い。
浴槽は普通サイズの内湯と小さめの露天風呂が一つずつ。露天風呂には打たせ湯もあるが、この時期に使うのは少々冷たさが勝ると思う。
友人と明日のスケジュールや他愛もない話をしたりしながら一時間弱くらいだろうか、そろそろのぼせてきそうだったので、良い頃合いと切り上げた。

公式HPより

そこそこ長風呂をしてしまったのでこのまま部屋に行くのもなんだかなぁ、と思っていると、この旅館には見晴らし台が有ることを思い出した。
旅館に対して結構新しい感じなので、もしかしたら祭りを眺める為に増設されたものかもしれない。
生憎祭り本番は明日なので、今は目の前の温泉街と冒頭で触れたぼんぼり達しか見えないのだが。
目線を上げて夜空を見ようと思ったものの、こちらは薄雲が出てしまっている様子。
まあ、街の静寂に包まれて夜風に当たるのもまた一興と、温泉で火照った身体を冷ましたのだった。

見晴台からは稲荷神社一帯が一望できる

さて、部屋に戻った我々はすっかり酔いも覚めてしまったので改めて飲みなおす事にした。
仲居さんに頼んでおいた地ビールを冷蔵庫から取り出して乾杯。
今夜の肴?は金沢のフルーツ大福である。
今更ながらビールに和菓子はどうなんだろうと思うが、まあそこは旅のノリというやつだ。
さて、このフルーツ大福だが、知人が美味しそうなのを見つけたという触れ込みで買ってきてくれたのだが、いざ開封してみると妙にデカい。

 

 

付属の糸で割ってみると大きさに納得した。
これ、フルーツが丸ごと入っているのだ。

まさか丸ごと入っているとは......

明らかに2人で食べるような量ではないのだが、切る度に出てくる丸ごとフルーツのシュールさに爆笑しながら夜は更けていくのであった……

 

金沢でちょっと贅沢なひととき その⑤に続く

六連星のぶらり旅~うどん・そば編~ 北九州名物かしわうどん 旦過市場店(福岡県北九州市小倉北区)

皆さんは旦過市場をご存知であろうか。

相次ぐ大火災に見舞われ、望まぬ形で有名になってしまったあの市場である。

先日、その旦過市場に嬉しいニュースが舞い込んできた。

あの小倉駅かしわうどんがやって来たのだ。

旦過市場小倉駅名物「かしわうどん」~市場に再びにぎわいを 福岡・北九州市


二度の大規模火災に見舞われた北九州市旦過市場一帯を支援しようと、小倉駅の名物となっている「かしわうどん」の店が市場にオープンしました。

◆1891年創業「立ち食いうどん」店
RKB下濱美有「旦過市場に新たに北九州の人気グルメが加わりました」

北九州市小倉北区旦過市場に、21日にオープンしたのは「北九州名物かしわうどん」です。1891年の創業で、JR小倉駅のホームの「立ち食いうどん」店として長年市民に愛されてきました。

◆市場に再びにぎわいを
今回、大規模な火災に見舞われた旦過市場一帯に、にぎわいを取り戻そうと市場への出店を決めたということです。

客「おいしかったです。懐かしい味です」
北九州名物かしわうどん 楠見貴弘オーナー「駅と同じ麺やスープも全部持ってきています。もっと良くなる旦過市場になって盛り上がっていけたらいい」

甘辛く煮込んだかしわと、もっちり柔らかい麺が特徴のうどんを味わおうと、オープン初日の21日は多くの客でにぎわっていました。

www.youtube.com

rkb.jp

 

かしわうどん好きとしてこんなニュースを知ったからには行くしかないと、早速足を運んだ。

 

店頭には「かしわうどん」と書かれたのぼりと看板があるので簡単に見つかる
入り口に置かれている案内と物販

旦過市場を進んでいくと大きなのぼりと人だかりが。

お昼時とは言え立ち食いうどんでこんなに並ぶのかよと思ったが、どうやらニュースを見て地元客が大勢来店している様子。

暫く並んでいると順番が回って来たので、事前に決めていたうどん大盛りと稲荷寿司を注文......したのだが、残念ながら稲荷は売り切れとのこと。

しょうがないのでうどんのみ改めて注文し直し。

待つこと数分。

大盛りかしわうどん 520円

メニューはかしわうどんとそば、いなりのみ

常日頃から東筑軒ばかり行っている私には新鮮なビジュアルである。

薬味の一味と天かすを入れて早速一口。ちょっとかしわ肉の食感に違和感を覚えたが、私の知っている小倉駅の味である。

個人的には北九州駅弁のうどんは好みとはちょっと違うのだが、今回は割りと良い感じである。(茹でる環境が違うからだろうか......?)

私の後ろにも複数人並んでいたのでちょっと急ぎめで完食。

ごちそうさまでした。

 

小倉駅と同じ味が小倉区民の台所である旦過でも楽しめるのは中々の良いのではないだろうか。

店主に聞いたところ、当面の間は営業予定らしいので、お近くにお住まいの方は市場を応援する意味でも一度足を運んでほしい。

 

 

☆本日お邪魔したお店

 

六連星のぶらり旅~キャンプ編~ キャンプ&農園 玖珠の杜(大分県玖珠郡玖珠町)

私は所謂ソロキャンパーなのだが、先日玖珠でキャンプをしてきたのでそれについて触れてみようと思う。

 

今回やって来たのは数年前にオープンした「キャンプ&農園 玖珠の杜」。

元々牧場だった場所をキャンプ場としてリニューアルしたらしく、テントサイトはかなり広い。

サイトは傾斜がある部分が結構多い

受付を済ませ、早速設営を行う。だいぶ慣れたとは言え一人で設営するとそこそこ時間が掛かってしまうのはご愛嬌。

テントだけなら10分程度だが、小物やらを引っ張り出していると時間がかかる

さて、設営も済んだことだし、昼を食べることにしよう。

今回は涼しい時期ということもあり、お寿司を買ってみた。

買い出しをしたスーパーの寿司セット

いや、これは良いかもしれない。暑い時期は用心しておにぎりや冷麺とかにしていたのだが、これは癖になる。

外で食べるお寿司、中々に乙である。

 

腹も満たしたところで、キャンプ場を見て回ろうと思う。

以下は施設紹介である。

受付   元牧場だけあってヤギが出迎えてくれる

シャワー室    一回200円で利用可能
お手洗い    ウォシュレット付きなのはありがたい。
清掃も行き届いており、とてもきれい。

物販    地元の食材を取り扱っているらしいが、この日はあまり品揃えが無かった

炊事棟    一部はお湯も使える

自販機    飲み物は最悪ここで買っても良い
薪の販売場所    かなり品揃えが良い

テントサイト全景  分かりにくいが左奥にも続いている

散歩をしたり、本を読んでいたら日も暮れてきたので夕食の準備に取り掛かるとしよう。

今日のメニューはズバリ、鍋である。やはり寒い日は温かいものに限る。

買ってきた食材   最近は下準備済みの野菜があるのが非常に助かる

この食材達を鍋に突っ込むだけ。いやー簡単、楽で良いなぁ......

ソロキャンの調理なんてこんなもんである。

出来上がった鍋。知人に見せたらポトフ?と返ってきたが、これは鍋である

うーん、冷えた身体が温まる......

とは言え流石に冷えてきた。こんなときは焚き火ので暖まろう。

キャンプでは優秀な暖房器具となる
綾鷹を焚き火で沸かしている図   チタン製なので直火OKなのだ

さて、空も暗くなってきたところでもう一つの目的を果たそうと思う。

その目的とは、星空観察である。

数年前から天体趣味を齧っている私は、往く先々で星景写真を撮ることをキャンプの醍醐味にしている。

といっても素人に毛が生えた程度なのでクオリティは自慢できるほどのものではないのだが......

特にこの日は月齢が9.7ということもあり、余り良い写真は撮れなかった。

α6400 20:48撮影 12mm,f/2.8,SS 13秒,ISO1600 リサイズ(30%)

α6400 20:57撮影 12mm,f/2.8,SS 10秒,ISO1250 リサイズ(30%)

α6400 21:06撮影 12mm,f/2.8,SS 13秒,ISO1250 リサイズ(30%)

α6400 21:15撮影 13mm,f/2.8,SS 13秒,ISO1250 リサイズ(30%)

写真にはこのブログのタイトルでもある六連星プレアデス星団)や火星(一番明るい星)、ぎょしゃ座(火星の左上の五角形)などが写っている。

もう少し粘ればオリオン座やふたご座なんかもはっきり見える様になるのだが、余りの寒さに脚が限界を迎えてしまったので、そそくさと撮影を切り上げて寝袋に入ってしまった。

流石にチノパンでは無理があったかな、などと反省しつつキャンプ場の夜は更けていった。

 

 

 

気付けば日が昇っており、清々しい朝......ではあるのだが、余りの寒さに目覚ましより早く目が覚めてしまった。

今日も良い天気

ヤギはまだ少し眠そうだ

暫くすると気温も上がってきた。

腹も空いてきたのでさっさと朝食にしよう。

今回の朝食。

キャンプをするようになった頃はホットサンドなんかを作っていたものだが、最近は専らこれである。

いやぁ、洗い物が無いってやはり楽なのである。

 

さて、簡単な朝食を済ませたら撤収である。

幸いにも快晴なので、今回はキャンプ場で道具を乾かしながら片付けていこう。

ソロキャンの道具は小さいのでこういう時に楽なのが良い。

乾かし中~

タープ用のポールにロープを貼って物干し竿的使い方をしているが、これが大層便利なのである。(とてもオススメ)

のんびりしながら片付けを終えると、キャンプの〆たる温泉に向かうとしよう。

 

今回はキャンプ場から車で30分程の場所にある「とろろ乃湯」にお邪魔した。

道中が集落の生活用路地だったので合っているか心配になったが、そこを通り抜けると結構な台数が停まっている駐車場を発見。
中々人気なようだ。

温泉は内湯と露天風呂、五右衛門風呂(水風呂)が一つずつ

料金(400円)を支払い、いざ入浴!

うーむ、至って普通である。

露天風呂はちょっとぬるめ。内湯は丁度良い湯加減かな。

のぼせてきたところで温泉を後にし、併設する食事処へ。

事前に調べた情報によると、ここは地鶏が有名とのこと。

流石に今から炭火焼きをする元気はなかったので地鶏唐揚げを注文。

地鶏唐揚げ 1,100円

さて、お味は如何に。

うん、普通に美味しい。美味しいが、これはちょっと身が硬すぎやしないだろうか。

確かに地鶏の身は硬めではあるが、これはそんなレベルを超えている。

恐らくはただでさえ硬めな地鶏を揚げてしまったのがいけないと思うが、流石に全く噛み切れないのは予想外である。

顎が非常に疲れるが、なんとか完食することが出来た。

大人しく普通の唐揚げにしておくんだったと後悔しても、もう後の祭りである......

 

 

☆今回お邪魔したスポット

玖珠の杜

 

 

とろろ乃湯